参加資格ギリギリランナーから見た別府大分毎日マラソン体験記(第74回・2026年大会)

別府大分毎日マラソン、通称「別大(べつだい)」

いくつかフルマラソンの大会に出た経験がある市民ランナーなら耳にすることも多い大会です。

別大は所定の基準を満たしたフルマラソンの大会で3時間30分未満(ネットタイムでOK)を達成すれば、出場権が得られる大会です。

別大は持ちタイムごとにカテゴリー1~4に分類され、カテゴリー1~3であれば申込者全員が参加できますが、カテゴリー4は基本的に抽選ですので、普通に落選することもあります。

自分には縁のない大会だと思っていましたが、無事当選することができたので、

今回は、サブ3.5ギリギリ資格・カテゴリー4ランナーとして2026年大会に出場した体験を書いてみます。
あくまで「ギリギリ側」から見た別大です!

前日受付〜宿泊

別大は前日受付のみ
2026年の受付会場は『べっぷアリーナ(別府市総合体育館)』でした。

飛行機で行く場合は、大分空港から別府駅までバス移動になります。
これが思ったより時間がかかります。道が結構渋滞していましたので、時間に余裕を見た方が安心です。

べっぷアリーナは別府駅から徒歩15分ほどで、歩けない距離ではありませんが、急な坂道です・・
駅前からシャトルバスが出ているので、行きも帰りも素直にそれを使うのがおすすめです。

受付会場には参加者全員の名前ボードがあり、自分の名前も載っていて地味に嬉しいです。

軽食販売もあり、選手には数百円分ではありますが、軽食チケットが配られます。自分はパンをいただきました。
受付会場には座れるスペースがあり、明日のレースに思いを馳せながらラン友さんと談笑

宿泊は別府駅周辺に泊まるなら、別府駅前、もしくは駅から少し離れた北浜エリアが便利です。
ホテル、飲食店、スーパーがそろっていて、動きやすいです。

当日会場入り〜スタートまで(かなり重要)

別大はシャトルバスが割り当て制でナンバーカードごとに乗車時間が決まっています。
カテゴリー4は、正直あまりいい時間帯ではなく、自分はスタート3時間以上前に到着する便でした。

さすがに早すぎるので、路線バスで2時間前入りを狙いましたが、まさかの満員で乗れず!

「30分後に臨時便が出ます」と言われましたが、寒い中で待つのはなかなか厳しいので、
別府駅前のタクシー乗り場へダッシュ

運よくすぐに乗れて、スタート地点まで約10分ちょっと、料金は1800円くらいでした。

タクシーで優雅に会場に向かう車窓からは、シャトルバスを待つ長蛇のランナーの列が見えました。
実際に体験していないので定かではありませんが、シャトルバスに乗るのにも、並ぶ必要があるようです。

1800円でこんなに快適に会場入りできるなら、これくらいの出費は安いものです(笑)
タクシーが当日捕まりそうなら、複数人利用で行くのが賢い選択肢かもしれません。

【乗れると信じて待っていた路線バスの待ち行列】



会場はカテゴリーごとに分かれており、カテゴリー4はテント待機です。
テント内にブルーシートが敷かれていますが、うす~いシートなので、地面の冷たさが身にしみます。

この年はそこまで寒くありませんでしたが、気になる方は厚手の敷物を持っていくと安心です。


トイレは大と小で別々
小は比較的スムーズですが、大はそれなりに並ぶので、会場入り前に済ませておくのがベストです。


別大のスタート位置はナンバーカード順(申請タイム順)です!
そのため、カテゴリー4でサブ3.5ギリギリの申請タイムだと、ほぼ最後尾になります。

自分はほぼ最後尾でしたが、スタートライン通過まで約2分かかりました。
関門は以下タイム(号砲基準)なので、表面上は「キロ5分で間に合いそう」に見えます。

▽10km:52分
▽15km:1時間16分
▽20km:1時間40分
▽25km:2時間05分
▽30km:2時間30分
▽35km:2時間55分
▽40km:3時間20分

ですが、最後尾スタートだと2分のロスがあるので、実質は

・関門通過ギリギリライン → 4’55/km
・安全圏 → 4’50/km

ここを意識しないと、後半かなり苦しくなります。

レース本編

かなり気を付けていたつもりですが、4日前に風邪をひいてしまいました・・

薬で抑えて何とかスタートラインには立ちましたが、全く本調子ではあらず、

想定ペースは完走狙いで4’50/kmです。

周囲は同じくらいの走力のランナーが多く、渋滞はほぼありません。
そのため、想定のペースで最初の1kmから入ることができました。
ここはさすが速いランナーが揃う別大だなと感じました。

道幅は広めで、アップダウンは多少ありますが、他の都市型マラソン経験者なら気にならないレベルです。

別大のコースは最初に北上してそのあとはずっと南下、最後に少し北上する流れです。

この時期の別府は北風が多く、南下区間は追い風になりやすいので、記録は出やすい大会だと思います。

ギリギリ層から見た給水のリアル

給水は水とスポーツドリンクです。

水は基本的に問題ありませんでしたが、
スポーツドリンクはタイミングによっては不足している場面があり
『すでに無くなっている』『コップに注がれるのを少し待つ』という状況が、数回ありました。

もっと速いタイム帯なら問題ないのかもしれませんが、カテゴリー4の後方だとタイミング次第という印象です。

この日は晴れていて日差しもあったので、基本的に毎回給水を取りました。
余裕のないペース帯だと、数秒のロスでも焦るので、ここは少し残念なところでした・・

失速〜関門

体調の影響か、普段は楽に感じる4’50/kmが全く楽に感じない・・

21kmの時点で余裕はなく、30km関門は関門1分30秒前通過
32kmで大きく失速し、35km関門は10秒前通過
この時点で、40kmは厳しいと判断しました。

そこからは沿道の応援を感じながら一歩一歩前へ
最後尾なので、みんな応援してくれるんです・・

こんな位置で走る経験はなかなか無いので、これはこれで貴重な経験

そして、40km関門で収容となりました。

【30km地点付近】

収容後

収容バスに乗ってゴール地点へ移動します。

白いパリパリのタオルと、アルミの保温シートをもらえるのですが、このシートはかなり助かりました。

カテゴリー4の荷物受け取りは体育館だったのですが、
入場待ちの行列が結構長く、このシートが無かったら、寒さに凍えていました。

荷物はスタッフの方による手渡しではなく、セルフ回収方式です。

総評

  • 想像していた通り、記録を狙うためのエリートランナー向けの大会
  • 都市型マラソンのような「おもてなし」はほぼ無し、給食もありません
  • 応援シンプルで雰囲気はかなり硬派
  • スタート地点へのアクセスは、事前にしっかり考えておいた方がいい
  • コース自体はかなり走りやすい
  • 完走ギリギリランナーは給水に注意


今回は完走できませんでしたし、正直悔しさはあります!

ただ、初フルで5時間30分もかかっていた自分が、別大のスタートラインに立てたことは素直にうれしかったです。

しばらくはフルマラソンは控えて、フルよりは得意なハーフマラソンで85分切りを目標に練習していきます!

また挑戦してやるから、別大待ってろよ~

筆者プロフィール

K2
K2
1981年生まれのおっさん市民ランナー、東京・駒沢公園を拠点に2019年から活動しているランニングクラブ「TRANSIT RUNNING CLUB(TRC)」を運営、週末に月3〜4回ペースで活動中
入会手続き不要、参加費無料なので、お気軽にお越しください
練習会情報&エントリーはFacebookページに掲載
<Facebook公式サイト>https://www.facebook.com/komazawatrc

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