「ランニングは苦行」だと思っている人にこそ読んでほしい ランニングという趣味の魅力

大人になってから走りはじめた「市民ランナー」の方は
「子どもの頃は決して走るのが速い方ではなかった」
「大人になって、自分がランニングを始めるなんて夢にも思わなかった」
こんな話しをよく耳にします。

ですが世の中には

  • ランニングは苦行
  • 何が楽しいのかわからない
  • 自分には絶対ムリ

そう思っている人も結構いる・・というか大半の人はそう思っているはずです(笑)

確かに外から見るとランニングは

ただ走っているだけの単純な運動で、一体何が楽しくてやっているんだと見えるかもしれません。

ですが長く続けていると、このスポーツには他にはない面白さがあることに気づきます。

今日は、ランニングにあまり興味がない人に向けて
ランニングの面白さを少し丁寧に説明してみたいと思います。

多くのスポーツは若い人が有利

スポーツの世界では、一般的に若い人のほうが有利です。

例えば

  • サッカー
  • バスケットボール
  • ラグビー
  • 格闘技

こういったいわゆる身体接触がある「瞬発系」「パワー系」のスポーツほど、やはり若い人が有利です。

これらスポーツで必要となる「瞬発力」や「筋力」は、20代以降は残念ながら右肩下がりに落ちてゆきます。
もちろんトレーニングを続けることで、落ち幅を少なくすることはできますが、10代や20代前半のピーク時の力を30代・40代になってから取り戻すのは容易ではありません。

つまり、こうした瞬発系・パワー系競技では「若さ」という要素が、どうしても結果に直結しやすいです。

ランニングは大人になっても伸びる

ランニングでは事情が少し違います。市民ランナーのレースを見ていると

中高年のおじさんが、ゼーハーしている若者を涼しげな顔で追い抜いていく光景は珍しくありません。

私自身はこの記事を書いている時点で45歳、
長くランニングを続けていますが、フルマラソンやハーフマラソンの記録は今が人生で一番速いです。

なぜランニングは大人になっても成長することができるのか?
それは求められる能力が大きく異なるからです。

持久系スポーツで重要なのは、瞬間的なパワーを出すことではなく、一定の運動強度を長く続けられることです。

そして、ランニングでどれくらい「長く」そして「速く」走り続けることができるかは、専門用語では以下の三つの要素で決まります。

  • 最大酸素摂取量(VO₂max)
  • 乳酸閾値(どの強度まで楽に動けるか)
  • ランニングエコノミー(同じエネルギーでどれだけ効率よく走れるか)

専門用語の解説をはじめると超絶長くなるので、ここでは省略します。

簡単に言いますと、VO₂maxは加齢とともに徐々に低下していきますが、乳酸閾値とランニングエコノミーは、トレーニングと経験によって長期間にわたって向上するため、年齢を重ねてもパフォーマンス向上の余地が大きいです。

そのため、筆者のように社会人になってからランニングを始めた人は、40代・50代で自己ベストを更新するケースは珍しくありません。

このように、ランニングに代表される持久系スポーツは
「衰える能力」よりも「年を取っても積み上がる能力」の影響が大きいのです。

年齢を重ねてゆくと、自分自身で成長を実感できる機会はなかなか少ないですよね。
大人になってからランニングにハマる人が多いのは、
この成長するという「成功体験」を感じることができるからではないかと思います。

勝負する相手は「過去の自分」

ランニングの最大の特長は、成長が数字で「見える化」されることです。

走り続けていると、

  • 去年より速くなった
  • 同じペースでも楽に走れる

こういう変化が「タイム」という数字ではっきり分かります。

自分の体が変わっていくことを数字で確認できるというのは、ランニングの大きな面白さの一つです。

さらにもう一つ重要なのは、
過去の自分と比較するスポーツであることです。
球技のように相手に勝った・負けたではなく、

  • 昨日の自分
  • 去年の自分

と比べることが中心になります。
だからこそ、年齢に関係なく成長を実感することができます。

まとめると、ランニングの面白さは

走る → 変化する → 数字で確認 → さらにやりたくなる

というサイクルが非常に分かりやすいことです。

このシンプルさがあるからこそ、
大人になってからでも夢中になれるし、長く続けることができるのです。

でもランニングはやっぱりキツイ?

ここまで読んでいただいて、
「ランニングはじめてみようかな」と思ってくれた方もいるかもしれません。

ただ同時に、

「でも走るのって、やっぱりキツそう」
「自分にできるのか不安」

そんな気持ちが当然ありますよね。

実際、最初から気持ちよく走れる人はほとんどいません。

だからこそ最初は

  • まずは10分だけ走ってみる
  • 途中で歩いてもOK
  • ペースも気にしなくてOK

これくらいの軽い気持ちで十分です。

むしろ大事なのは「気持ちよく終えること」です。

走り終わったあとに、「ちょっとスッキリしたな~」くらいの感覚があれば、それで大成功です。


まずは週に1〜2回、無理のない範囲で続けてみてください。

続けているうちに少し長く走れるようになる、同じ距離でも楽に感じる

そんな小さな変化が自然と現れて、どんどん走れるようになります。

ランニングは社会に認められているスポーツ

もう一つ、ランニングの大きな特長があります。
それは「社会に広く受け入れられているスポーツ」だということです。

例えば全国各地で行われているマラソン大会は、公道を封鎖してレースが開催されます。

街の道路を何時間も封鎖して数千人から数万人が走る、こういう大会が全国で開催されています。
これは冷静に考えると、かなり特別なことです。

公道を使ってこれだけ大規模なイベントができるスポーツはそれほど多くありません。

それだけランニングは社会に広く受け入れられているスポーツと言えます。

そして、ランニングは「社会的な評価が比較的高い趣味」であることです。
例えば「マラソンをやっています」と言うと、

  • 健康的
  • ストイック・真面目
  • 自己管理ができている

そんなイメージを持たれることが多いと思います。

もちろん実際のランナーはそこまで立派なものではありませんが(笑)

華やかな趣味ではないかもしれません。
ただ、少なくとも社会的には「ポジティブなイメージを持たれやすい趣味」ではあると思います。

ランニングは「生活と地続きの趣味」

ランニングは「生活と地続きの趣味」
これが筆者が長くランニングを続けられている大きな要素の一つです。

多くの趣味は、その時間だけ切り取られた“非日常”として存在します。ある意味で日常とは切り離された時間の中で完結します。

一方でランニングはちょっと違うかなと思っています。

例えば、朝早く起きて走る、仕事後に軽く走る

こうした行動は特別なイベントではなく、日々の生活の延長線上にあります。

さらに、走ることを続けていくと

  • 早く寝るようになる
  • 食事に気を使うようになる
  • 体調の変化に敏感になる

といったように、生活そのものを少しずつ変えていく意識が芽生えます。

つまりランニングは、単なる「スポーツ」や「趣味」にとどまらず、生活の質そのものに影響を与える活動になっていきます。

この“地続き感”こそが、ランニングが長く続きやすく、
人生に深く入り込んでいく理由の一つなのだと思います。

ランニングと「探索」

いまはスマートフォンがあれば、すぐに情報にアクセスできる時代です。

便利である一方で自分の脚で何かを発見する機会は、確実に以前より少なくなっています。

そんな中で、ランニングをやっている人がよくやること、
それは旅先で走ってみる「旅ラン」です。

ホテルに荷物を置いて、旅先で知らない土地を気になった方向に走ってみる。
そこには何とも言えないワクワク感があります。

旅先でなくても構いません、普段何気なく歩いている街中を走ってみると

  • 思いがけない景色に出会う
  • 小さな公園や神社を見つける
  • 雰囲気のいいカフェやお店に気づく

といった偶然の発見が自然と生まれます。
ランニングは街の新たな魅力を見つけることができるのです。

この体験はスマホで得られる「情報」とは少し違います。
自分の身体でその場所を感じるからこそ、記憶にも深く残ります。
そして不思議なことに、同じ街でも走るだけで見え方が変わります。

ランニングは単に距離やタイムを追うだけのものではなく、日常や旅に小さな発見と彩りを加えてくれる趣味
でもあるのです。

まとめ

ここまで、ランニングの面白さについていくつかの視点からお話ししてきました。

改めて整理すると、ランニングには

  • 大人になってからでも成長を実感できる
  • 自分の変化が数字で分かる
  • 過去の自分と向き合うスポーツである
  • 社会的にもポジティブに受け取られやすい
  • 生活と地続きで続けやすい
  • 街や旅の中で“探索”の楽しさがある

といった特長があります。

ランニングは外から見ると「ただ走っているだけ」で何が楽しいか分からないかもしれません。
ですが、ランニングは単なる運動ではなく、

自分の変化を感じることができる趣味であり、日常を少し豊かにしてくれます。

もしこの記事を読んで、少しでも興味を持った方がいれば、ぜひ一度走ってみてください。

この記事がランニングを始めるきっかけになれば嬉しいです!!

おわり

筆者プロフィール

K2
K2
1981年生まれのおっさん市民ランナー、東京・駒沢公園を拠点に2019年から活動しているランニングクラブ「TRANSIT RUNNING CLUB(TRC)」を運営、週末に月3〜4回ペースで活動中
入会手続き不要、参加費無料なので、お気軽にお越しください
練習会情報&エントリーはFacebookページに掲載
<Facebook公式サイト>https://www.facebook.com/komazawatrc

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